性転換ショックとは、別名、性別適合手術ショックとも言う。
2011年、スウェーデンのカロリンスカ研究所が発表した調査が、性転換手術を安易に行える風潮に対して、誰も語りたがらない現状に対する風穴を開けました。この調査は性転換手術をした324人に対して30年間にわたって行われたものでした。その結果、手術後10年くらいたつと、精神的な問題がひどくなり、自殺率が同年代の普通の人々の20倍にも及ぶということでした。
今では、TVにも性同一性障害の芸能人が出演し、少し前には、男の娘ブームというものも持て囃された日本においては、1つの自己表現の流れとして女装する若者が増加しました。そして、その多数が、女装に伴う経費や、より美しくなりたいという願望、もしくは、同じ趣向を持つ仲間からのアドバイスにより、風俗業に従事するようになりました。
世界的に、男性から女性に、性転換する人々の多くは、性風俗業で手術代を稼いでいます。ほんの趣味程度だった女装からはじまり、性転換までしてしまう男性が増えています。その感情のひとつの流れとしてこういった流れがあります。
- 女装をすると、男性にちやほやされる。社会的にも女性からも受け入れられやすい空気を感じる。
- 男性の時に、仕事がなかった(もしくはウリ専で働いていた)が、女装もしくはニューハーフとして高収入の風俗業に従事する。
- AVや風俗店で人気嬢になる。そして、同じレベルの仲間と整形手術について話すようになる。
- 整形を繰り返すうちに、男性に戻ることを断ち切るように、去勢、豊胸へと進む。
- 性転換手術を行う。
- その頃交際していた男性とも、長く続かず、自活の道を求められる。
- 表に出せる職歴がなく、したい仕事も特になく、女性として生きていきたいという気持ちも特にない自分を知る。
- 風俗業に戻るも、女性の中では働きづらく、ニューハーフ風俗で働くも、ちやほやされていたのは、男性器が存在していたからという酷な事実を知る。
- 失業保険、障害者保険を申請し、自己嫌悪の中生きながらえる。
- 年齢を重ね、整形手術のケアも出来ず、老化と劣化ばかりが目立つ風貌にも悩む。
- さらに、性転換手術後のケア不足により、人工膣が塞がったるする。そして、人生に対しての希望を失う。
こういった性同一性障害者の人々が、誰にも相談できずに本当に悩んでいます。そういった現実をよく理解して、性同一性障害を理解していかないといけないのです。
実際、性同一性障害の人々は、育ちの良い、高学歴者よりも、そうでない人々の方が現実なのです。そういった現実の流れを見ずして、性転換について語るなかれ!なのです。