性転換について

性転換手術とは

性転換手術とは

2018年現在、男性から女性(MTF)に対するSRS(性転換手術)は、

定期的な女性ホルモン治療を受け、女性としての生活を少なくとも1年、後戻りすることなく続けた後に、

以下の4つのステップを踏むことで行います。

  1. 精巣摘出
  2. 陰茎切断
  3. 造膣
  4. 外陰部形成

からなります。通常は陰茎と陰嚢の皮膚を翻転させて造膣を行う陰茎反転法ですが、深い膣を造膣したい場合には、S字結腸法を行います。尚、性転換手術後においても、女性ホルモンを補充しないと、骨粗しょう症や発熱、発汗など更年期のような症状が出てしまいます。

性転換手術の傷が癒えて正常な状態に戻るまでは通常6~12週間を必要としますが、完全に癒えるまでは1年ほど時間がかかる場合もあります。膣形成手術による合併症は珍しいですが、傷口の感染や出血、そしてぼうこうや直腸に負担がかかる可能性もあります。そういう意味においては、海外で性転換手術を行う場合、現地の医療機関と日本の医療機関のバックアップ体制がしっかりしていないと帰国後の合併症で困ることになります。

どちらの方法でも難しいのは血行の保持であり、うまくいかない場合はその皮膚に血が通わなくなるため、その皮膚組織が壊死して脱落する可能性があります。

以下、二種類の性転換手術法について記載します。

陰茎反転法

最も一般的な方法です。陰茎および精巣を切除し,陰茎の一部を利用し,女性外性器に類似するように会陰形成を行います。造膣は,尿道と直腸の間を剥離しスペースを作成します。そこに海綿体、陰茎、精巣を除去した陰嚢の皮膚を血流を残したまま移植して膣を形成する。感覚を残すために、動脈と静脈と神経をつないだ陰茎亀頭の3分の1を移植して陰核を形成する。感覚には個人差が大きく、また術後約1年間は、神経が未結線のために無感覚です。

膣狭窄を起こしにくいのですが、長年の女性ホルモン投与による男性器の萎縮などの理由で陰茎や陰嚢の皮膚が不足する場合に、尿道を利用して造膣することも近年可能になりました(しかし、陰茎の長さが短い日本人では、深い膣を形成することができないため不向きとも言われています)。造膣のための皮弁のデザインは特に重要であり、ここに執刀医の経験値と能力が反映されます。

術後3か月以上の長期間に渡って、1日2~3回程度定期的にプロテーゼ(スティック)による拡張ケア(ダイレーション)を行い、膣の収縮を抑えることが必要です。さらに両側の鼠径部に傷が残ることが欠点です。

この術法はモロッコ・カサブランカのパルク診療所のジョルジュ・ビュルー医師によって1960年代に考案され、1973年に彼がスタンフォード大学医学部においてその術法を公開したことで世界に普及しました。

S字結腸法

尿道と直腸の間を剥離しスペースを作成し、下腹部を開腹し、大腸の肛門側部分であるS字結腸を血流を温存したまま有茎で造腟部に移動し移植する方法です。粘液分泌があるため,性交には有利であるとされていますが、つねに分泌し続けるためにナプキンなどで常時ケアをしなければならないという欠点があります。

術後の入院期間が短期間にとどまることが多いという利点があり、術後の膣収縮が少なく、ダイレーションが陰茎反転法に比べて少ない回数で済むという利点があります。デンマークやスウェーデンなど欧米圏ではかつて1950年代を中心にこの手法が行われていましたが、現在では古典的な術法とされ一般的ではありません。

しかし、日本では、手術後の傷が少ないこと、形成された膣内の触感が生来の膣に近い腹腔鏡併用結腸造膣術を行う傾向にあります。

 

いずれの術式によっても、神経や血管をつなぐこととなるので、形成した膣や外陰部には感覚があり、形成した陰核でのオーガズムも得られるます。膣形成術自体が性行為を目的とした手術であるため、性行為以外の機能は考え難いです。

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